何回観ても飽きない!!劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 スタッフは国語教師なみの読解力?!背景も音楽も素晴らしすぎて驚愕!

「劇場版」鬼滅の刃-無限列車編-
劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 公式PV

アニメを制作する人は読解力がすごい!

「ストーリーは原作漫画に忠実に」が鉄則だと思いますが、ちょっとした出来事やほんのわずかな間合いをあんなふうに表現するんだと感心するシーンがたくさんありました。
まるで国語の先生。
「こういうふうに捉えるんだなぁ。読解力や想像力がないとできないなぁ。」と感心しました。

間合いの取り方と言えば、戦闘シーンなんかは、その代表格ですよね!
煉獄さんだけでなく、炭治郎たちも。
めちゃくちゃ迫力があってカッコいい!!!

戦闘シーン以外で私が感じたところを3つだけご紹介したい思います。

■映画の始まりの美しい風景とお館様が鬼殺隊士のお墓参りをしているシーン

この美しさに圧倒された人、多いはず。

映画の終わりは、漫画と同じく、滝のある庭(ここに大きな墓地があるということかな?)で「杏寿郎は凄い子だ」というお館様でした。

ここに繋がるように、映画では同じ庭(墓地)でのお館様始まりにしたのかな?

そもそもこの鬼殺隊は、鬼舞辻無惨が産屋敷家から誕生してしまったことから始まっているので、始まりも終わりも産屋敷家で締めるみたいな?

「冒頭、どうやったら観客を物語の中に引き込めるか」を考え抜かれたんだろうなと思いました。

スタッフの思惑通り、私は一気に映画の世界に引き込まれました!

■煉獄さんが炭治郎たちに出会ったとき、自分の隣の座席を手でトンとし、「ここに座るといい」というところ

確かに、炭治郎が勝手に煉獄さんの隣に座ったら図々しいですもんね。
しかも自分が窓側で、柱が通路側だなんて。
原作でも煉獄さんは通路側だったので、恐らく、いつ鬼が来ても動けるよう、あえて通路側に座っていたのだと思います。
しかし、炭治郎がちゃっかり煉獄さんの隣の窓側に座っていたことには、何の疑問ももっていませんでした。
細かいなぁと感心しました。

ついでに。
私的には、ここ、かなりの胸キュンポイントでした!
しかも手のアップ。
「あの優しくて力強い大きな手が、日輪刀をしっかり握って、みんなを守ってくれているんだ!」と見入ってしまいました。

どうせなら、炭治郎たちに「君たちも食べるか?うまいぞ!」と言ってほしかったけれど。


■炭治郎が叫んでいるとき、炭治郎のほうを向き炭治郎の叫びを聞いていた煉獄さん。
ふるふるとなっていたけれど、あれは炭治郎の叫び声の反響を表現している?
感動の震え?痛みの震え?


伊之助も震えていましたが、あれは泣いていたからですね。
漫画でもそうなっていました。

煉獄さんは、漫画では震えの表現はありません。
漫画でも映画でも、「あっけにとられた表情」で、セリフも「・・・・・」。
そのあと笑顔になり、「もうそんなに叫ぶんじゃない」と穏やかに優しく炭治郎に語りかけるのは同じ。
よって、涙の震えでないことだけはたしかですね(涙も出ていなかったし)。

炭治郎の声の反響も痛みも感動も全てひっくるめて、映画では震えを表していたのかな?

正解はわかりませんが、炭治郎の叫び。

「お前なんかより煉獄さんの方がずっと凄いんだ!!強いんだ!!
煉獄さんは負けてない!!誰も死なせなかった!!戦い抜いた!!守り抜いた!!
お前の負けだ!!煉獄さんの勝ちだ!!」

©吾峠呼世晴 「鬼滅の刃」 8巻 集英社

煉獄さん、これを聞いて嬉しかっただろうなと思うと泣けてきます。

あれは、どう考えても煉獄さんに向けての言葉ですもんね。

いつも後輩を認めていた煉獄さん。
最後は、後輩から讃えられた煉獄さん。


「竈門少年が死んでしまったら俺の負けになったしまうぞ」
には、炭治郎の言葉をちゃんと聞いてしっかり受け止めたという煉獄さんの想いが伝わってきました。

3Dと作画のハイブリッド

私は、画の美しさに圧倒されました。

特に、最初に出てきた木々。
はじめ、実写かと思ってしまいました。
自然風景の専門画家でもいるのかと思うくらいの出来栄え。

水の呼吸や炎の呼吸などエフェクトも美しく、映像のクオリティーの高さに驚きました。

煉獄さん推しの私は、煉獄さんが炭治郎への遺言「そして今度は君たちが鬼殺隊を支える柱となるのだ」のところで、朝日がぱっと明るくなるのがとても印象に残っています。

「これは子どものアニメじゃない!大人のアニメだ!!」と思ったのが私の感想です。

パンフにはいろいろ苦労話が書いてありました。
この作品は、3Dと作画のハイブリッドで、美術監督さんが3人撮影監督さんが1人、3D監督さんが1人、いらしたそうです。
スタッフも様々なキャリアを積んで来られた方が担当したのだとか。

そのほか、

■無限列車のモデルを作成するのに苦労したこと
■車内の表現の苦労
■客席は3D、乗客は作画だったので、客席の手すりとそこに手を置く乗客の手を合わせるなど、3DCGと作画を統合する作業が難しかったこと
■牛鍋弁当も資料集めが必要だったこと
■煉獄邸の日本家屋、襖、畳にもこだわりぬいたこと
■炎の呼吸や水の呼吸の表現
■列車を降りてから日が徐々に昇っていくシーン


など、知らないことがたくさん書かれてありました。
きっと知識がある人は、その苦労を想像できると思います。
私はそのような知識が全くないので、詳しいことはわかりませんが、「とにかく凄いんだ!」ということだけは理解できました。


とにかく、画の美しさは圧巻でした!

心揺さぶる音楽

音楽もひとつひとつが感情を揺さぶり、涙を誘います。
初めて映画を見たときでさえ、音楽がとても印象的で、ずっと耳に残っていました。

悲しいシーンの音楽を思い出すと涙が出てくる・・・。

この映画は暗い話なので、泣ける話がただでさえ多いのに、音楽にまでこんなに泣かされるとは!

今では何回も映画を見ているので、「この場面ではこの音楽」と覚えてしまっています。

冒頭の「炎」を転調しアレンジした曲は、不穏な空気というか、これから彼らが困難を迎えるということがひしひしと伝わってきます。

煉獄さんの戦闘シーン(煉獄さんのテーマソング?)なんてめちゃくちゃかっこいい!
音楽だけで煉獄さんの強さと頼もしさが伝わってくる。

対して、猗窩座のちょっと不気味だけれどかっこいいギター。

二人の戦いは音楽もミックスされていてめちゃくちゃ迫力がありました!
音だけでも十分戦闘シーンを楽しめると思います。

そして、音楽を思い出すだけで今でも泣けてしまう数々のシーン。
特に朝日が昇り、煉獄さんが炭治郎たちに最期の言葉を遺すところ。
煉獄さんが母親に語りかけるところ。
煉獄さんが死亡し、他の柱たちに伝えるところ。

もうこの一連の曲が、涙なしには聞けないのです。

悲しさの中に威厳があるように感じます。
スケールが壮大に感じます。
そんなアニメ、私は今まで出会ったことがありませんでした。
アニメだけでなく、ハリウッド映画だってそう(たくさん見たことはないけれど)。
劇中に1曲や2曲なら印象的な曲はあるけれど、こんなに何曲もある映画は初めてでした。

この映画は、音楽にもメリハリと情緒があって、音楽だけでも十分楽しめると思いました。

先日、予約したBlu-rayにサントラCDもついているようなので、届くのが楽しみです。

声優さんの演技力

は、もう言うまでもありません。
こんなに心が揺さぶられ、涙を流す人が多いのは、まぎれもなく、声優さんたちの演技が素晴らしかったから。
だからこそ、映画の世界に入り込んで観ることができました。
声優さんたちはこれまでたくさんメディアに出演し、いろいろ話されています。
「どれだけ思いを込めて演じていたか。いかに過酷でハードだったか。」などなど、感心することばかりです。

鬼滅の刃のヒットのおかげか、声優になるための番組や、声優のしきたりを紹介する番組などを最近よく見かけるようになりました。
これまでなら「ふーん」」くらいにしか思っていなかったのに、今では見られないときはわざわざビデオを撮るまでになりました。
「すごっ!厳しっ!」の連続です。
「今まで知らなかった世界に興味を持つようになった=楽しみが一つ増えた」ということなので、ありがたいです。

タイトルとURLをコピーしました