とにかく、「かわいい!!」と女性の間で大人気の煉獄さんの弟「千寿郎君」。
「兄上大好き!」が溢れています。
そんな兄上を亡くした千寿郎君。
気持ちが痛々しく見ていられません(涙)。
生年月日や身長・体重等の設定はなし。
兄:煉獄杏寿郎とは、漫画から見ると杏寿郎とは8歳くらいの差?
代々続く炎柱の家系「煉獄家」の次男。
まだ記憶も定かでないような頃から、杏寿郎とともに父である当時の炎柱に稽古をつけてもらっていました。
3歳くらいのときに母親を病気で亡くします。
父親が稽古を放棄してからは、杏寿郎から教えてもらっていました。
しかし、どんなに稽古をしても千寿郎の日輪刀の色は変わらず、「兄と違って剣術の才能がない」ということを痛感していました。
それでも尊敬する兄のようになりたいと努力を続ける千寿郎。
杏寿郎も弟のたゆまぬ努力や心映え認めていることが、「煉獄零話」からわかります。
(余談ですが。
「最終選別に残らないと日輪刀はもらえません。
しかし千寿郎は鬼殺隊の隊服を着ていないことから、最終選別を突破していないはず。」という矛盾を言われています。
代々続く家系だから特別にもらえたのかも?!)
また、パンフレット豪華版にある「オリジナルドラマ『煉獄杏寿郎の使命』CD」より、千寿郎は
■とても頭がよく、学業の成績がすこぶる良い
■食事など家のこと全般を任されている
■普段は父親と二人きり
■毎日、剣の稽古はしているが、限界を感じている
ということがわかります。
切ない・・・。

千寿郎くん、品のよさが随所に現れていて、さすがいいとこのおぼっちゃんって感じがするよね。

うん。わかる!優しいし教養もあるし。
母親がなくなったときはまだ3歳くらいだったから、その頃はきっとお手伝いさんがいたんだろうね。誰からも教わらずにできるはずがないもん。

代々柱の高給取り一家なのに、そんな小さな子に家事全般をおしつけるなんて。昔は当たり前だったのかな?
千寿郎くんが小さい頃は、酒浸りとはいえ、お父さんもまだ炎柱の任務をこなしていたし、兄の杏寿郎も任務があったから、大きなお屋敷にひとりぼっちだね。かわいそうすぎる。
千寿郎が12歳くらいのとき、最愛の兄を猗窩座との戦いで亡くします(原作漫画8巻「無限列車編」66話)。
千寿郎にとって、兄はたくさんの愛情を注ぎ、人としての道を導いてくれる父親のような存在であり、素晴らしい師匠でもあり、憧れの存在でもあり…。
直接的な言葉はなくても漫画のわずかな描写だけで、どれだけ兄のことが大好きか、どれだけ自慢の兄だったかということがよくわります。
66話の後にある挿絵(千寿郎が泣き崩れている絵)を見ると、胸をえぐられそうになります。
どれほど悲しく辛かっただろう…。
その後、炭治郎が煉獄家を訪ねたのをきっかけに、炭治郎と煉獄家の交流が始まります。
■父親が立ち直るきっかけとなった
本当の意味での父親が立ち直るきっかけは「杏寿郎の死」ですが…。
千寿郎は父親に、炭治郎から聞いた「体を大切にしてほしい」という杏寿郎の遺言を伝え、それを機に徐々に父親が立ち直っていきます。
父親が炭治郎に、「謝罪と日の呼吸に関する手紙」を書けるほどに立ち直ることができたのは、きっと、千寿郎が父親に気を遣いながらも、悟られないようにさりげなく健気に支えていたからのでしょう。
杏寿郎の「体を大切にしてほしい」という遺言はもちろんですが、「炭治郎とやりとりをしながら徐々に心を回復し、自分なりの生きる道へと進もうと前を向いている息子(千寿郎)」の姿を見て、父親も徐々に改心していったのかもしれません。
■ヒノカミ神楽について調べ、炭治郎へ伝えた
父親が破いてしまった「煉獄家に代々伝わる手記」を修復し、若干12歳ほどで難しい古文書を解読したのは素晴らしいです。
きちんと読み書きそろばん・その他諸々の教育を受けていたのでしょう。
さすがエリート家系ですね。
千寿郎は、兄の杏寿郎とは違った母性本能のくすぐり方です。
「強くて優しくて熱い心をもった、誰からも頼りにされる完璧男なのに、実は親の愛に飢え、心の奥底に寂しさをもっている。あぁ私が癒してあげたい。」と思わせる杏寿郎。
一方、千寿郎は「とにかくかわいい!」
垂れた眉も、泣いている顔も、一生懸命もてなしてくれる姿も、父親に反抗できない弱いところも、鬼殺隊とは違うかたちで人の役に立とうと志している様子も。
何もかもが優しさの表れのように感じて愛おしい。
いい男のにおいがプンプンする杏寿郎とは反対、年齢のせいもありますが、千寿郎はかわいい息子として女性の母性をくすぐります。
大人になったら、「教養を兼ね備えた、優しくて品のある紳士」へと成長すること間違いなし!
本当に素敵な兄弟です。

千寿郎くん、ほんとにかわいい!いっぱい抱きしめてあげたいわ。
23巻で、子孫に煉獄さんそっくりの桃寿郎くんがいたから、千寿郎くんは結婚して幸せに暮らしたんだね。こんな素敵な男の子と結婚できた女性は幸せ者だなぁ。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。