漫画では登場シーンが少なく、猗窩座との戦いもあっという間だった煉獄さん。「ダラダラ続く戦闘シーンは面白くない」という女性作者ならではの見せ方だったのかなと思いました。
しかし映画では、息をつく暇もないくらいの迫力ある戦闘シーンで、その激しさと映像美に圧倒され、いつまでも戦いを観ていたいくらいでした。
めちゃくちゃ強くてカッコよかった!
以前から、ネット上で柱のランキングをよく見かけましたが、映画を観る前と観た後では、煉獄さんに対する印象が変わった人も多いのではないでしょうか。
というわけで、映画公開あとで感じた煉獄さんの強さを検証してみました!
煉獄さん亡きあと、黒死牟(上弦の壱)が、悲鳴嶼さんと不死川実弥のことを「この二人が柱の中でも上位」と言っていました。
これを受け、世間では、痣なしのときでも、1位が悲鳴嶼行冥、2位が不死川実実、3位が冨岡義勇、煉獄さんはもっと下(6~8位)…という意見があるみたいです。
しかーし!
豪華版パンフレットにあるキャラクター紹介で、煉獄さんは「鍛錬に鍛錬を重ね、鍛え上げられた肉体と精神力は、柱の中でも上位を誇る」と書かれています。
ランキングは「映画公開前にしたかどうか」で変わると思います。
漫画では登場が少なく、猗窩座とのバトルシーンも短いので。
ということも踏まえて、改めて、
よく比較される、
義勇さんと実弥より低めにランキングされる理由、「年齢」と「柱になった時期」について
考えてみました♪
煉獄さんは、3歳くらいのときには、柱(父親)から剣術の手ほどきを受けていました。
(千寿郎がそうだったので、煉獄さんもその年齢のときには受けていたと考えました)
これって、凄いことですよね!
しかもかなり才能があり強かったようです。
煉獄さんの夢のシーンにある槇寿郎の笑顔は、「太刀筋の良さをほめてくれたときの笑顔」だと無限列車のノベライズに書いてありました。
10代前半から訓練を始めた実弥や義勇さんより、よっぽどベテランじゃないですか?
彼らとは1歳しか変わらないので。
最終選別では他の仲間を鬼から守り、「貴方のように強くなって、仲間を…みんなを助けられるような人になりたい」と言われていました。
よって、義勇さんと比べた場合、
最終選別時における義勇さんとの比較では、確実に煉獄さんのほうが上です。
(義勇さんが生き残れたのは錆兎のおかげ。)
そして、煉獄さんのほうが1歳下ですがかなりキャリアがあるので、煉獄さんが最終選別を受けた時期(絵から推測すると13歳くらい?)は、義勇さん(13歳)が受けたときとさほど変わらないと言えると思います。
(同じときでないことはわかっています)
ということを考えると、「1歳下であっても、少年期における実力は、義勇さんより煉獄さんのほうが断然上だった」ということが言えると思います。
一方、実弥(義勇と同い年)と比べた場合。
実弥の終選別は明らかになっていませんが、当時、稀血を使う戦法が多かったことを考えると、「実弥より煉獄さんのほうが1歳下であっても実力は煉獄さんのほうが上だった」と言えると思います。
よって、一つ目の理由「年齢差」は関係ないと言えます。
確かに柱になったのは義勇さんのほうが先でしたが、それは煉獄さんが鬼50体を倒す機会が少なく、下弦の鬼に出くわす機会がなかっただけなのかもしれません。
まだ炎柱に父親が就いていたので、そのような手強い鬼がいたら父親が派遣されていたことでしょう。
また、「水柱と炎柱はどの時代にも必ずいた」と煉獄さんが炭治郎に教えていたので、
「前任の水柱が引退した(もしくは殺された)タイミングと、義勇さんが下弦を倒した(もしくは鬼を50体倒した)時期が合っていたので、早く水柱になれた」
という可能性があります。
つまり、柱になるというのは「タイミングの問題」も関係があるのではないでしょうか。
それは、煉獄さんより胡蝶しのぶのほうが先に柱になっていたことからも言えると思います。
ただ、義勇さんはその後、血の滲むような努力をしたし、また、柱になると困難な状況を数多く経験するので、義勇さんの成長も計り知れないと思います。
ということを踏まえると、煉獄さんが柱になる少し前の実力は、既に柱であった義勇さんと変わらなかったと言えます。
それは実弥もしかり。
兄弟子の匡近が生き残っていれば、彼のほうが風柱になっていたかもしれません。
よって、3人が甲になった時期はわかりませんが、2つ目の理由「柱になった時期」は関係ないのではないでしょうか。
煉獄さんと言えば、チームで動くときのあの統率力!
どんなに個人が強くても、判断を誤れば、チームは全滅です。
一般人も守れません。
これはかなりのプラスポイントです!
また、実弥の「稀血の中の稀血」はたいていの鬼にはよく効くようですが、黒死牟には大したダメージにはなっていません。
上弦ともなるとさほど効力を発揮しないのではないでしょうか。
そしてこれは当然人間には全く効きませんから、もし二人が対決しても、実弥の特殊能力は煉獄さんには影響ありません。
比較項目 | 優れているほう |
---|---|
剣技 | 煉獄 |
筋力 | 煉獄 |
足の速さ | 実弥 |
持久力 | 不明 |
統率力 | 煉獄 |
特殊能力 | 実弥 しかし、対上弦の鬼にはさほど影響なし |
柱になった時期 | 関係なし |
年齢 | 関係なし |
以上より、義勇さんと実弥よりは上 だと言えます。
たしかに、煉獄さんが11歳くらいから父親の教えがなくなったというのは不利な条件ですが、基礎は叩き込まれています。
だから、指南書を読んで熟読で習得し、最終選別の合格することができましたので、大きな影響はさほどなかったと推測できます。
よって「痣なしでは2位」ではないでしょうか?
ただし、冒頭でも書きましたが、これは映画やパンフ、外伝、ファンブックなど、連載終了後の情報のおかげで煉獄さんの強さがよくわかったから、このように判定することができました。
漫画のみでは、そこまで強い印象はもてなかったと思います。
煉獄さんが活躍するシーンがとても短いので。
というわけで、このランキングも「いつしたか」で意見が全く違うと思います。
ちなみに、無一郎くんとの比較。
鬼殺隊見聞録の柱相関図で、煉獄さんが「同じ歳の頃の自分よりも才覚がある!」とほめています。
つまり、当時は煉獄さんのほうが上ということですね。
無一郎君はまだ少年なので当たり前ですが。。
大人になり、体格がよくなって筋力もつき、経験値も大幅にアップさせると、無一郎君は煉獄さんより強い柱になっていたと思います。
もし、まだ漫画が終わっていなかったら、最強に成長するのは炭治郎なんでしょうけど。
二人ともめちゃくちゃカッコいい男性になっているでしょうね!!
見たかったなぁ・・・。
もし生きていたら、痣は確実に出せたでしょう。
赫刀も。
よって、痣ありでも2位。
猗窩座との戦いで、最後に渾身の一撃を入れたシーン。
これが、もしこの刀鍛冶の里以降の話だったら、確実に痣あり&赫刀になっていたと思います。
「猗窩座とのあのシーンでも痣が出なかったし、煉獄家は代々続いているということは、煉獄家は痣が出ない家系だったのでは?」という意見もあるみたいですね。
それに関しては、漫画で「誰かひとり痣者が出ると、共鳴するように次々と周りの者にも痣が発現する」とあります。
そして実際、炭治郎の痣がきっかけとなり、共鳴して、柱は全員痣が出ているので、もし生きていたとしても「煉獄さんだけ痣が出ない」なんてことはありえないと思います。
今回の柱たちが全員出たのは、「炭治郎(の痣)が共鳴させる力が強かった」「柱が共鳴されやすかった(それにこたえられるだけの強さがあった)」と考えることもできます。
TVアニメの柱合会議(9人揃っていたとき)で、お館様も今の柱たちの強さを認めています。
「今、ここにいる柱は、戦国の時代、始まりの呼吸の剣士以来の精鋭たちがそろったと私は思っている」
©吾峠呼世晴「鬼滅の刃」立志編 (TVアニメ)
つまり、代々続く煉獄家の中でも、杏寿郎は最強だった可能性があります。
また、昔の結婚は早かったため、25歳までの寿命なら十分子孫は残せるので、煉獄家で痣が出た者はいないとは限らないと思います。
炭治郎も義勇さんも子孫を残していますしね!
ちなみに、「始まりの呼吸」とは、それぞれの呼吸を始めた人ではなく、「日の呼吸」のことを指していると私は解釈しています。
赫刀については、痣が出た者ならば、「万力の力を入れる or 日輪刀をぶつけ合う」ことで出せるようです。
万力で言うなら、煉獄さんは問題なしですね!
「絶対に倒す!」という強い思いも。
よって、痣あり煉獄さんさんなら赫刀も出せていたでしょう。
というわけで、ストーリー後半なら、煉獄さんは痣を出せていた & 赫刀になったはずなので、
痣あり & 赫刀でも2位と判断しました!
いろいろ考察してみましたが、「真実は、ワニ先生のみぞ知る!!」ですね。
先生にとって、きっと柱は全員「かわいいこども」。
ランクなんて付けたくないでしょうね…。
すみません。
義勇さんの「猗窩座との戦い」や、実弥の「黒死牟との戦い」、みんなの「無惨戦」などが映画化されたら、痣ありだった場合の印象はまた変わるかもしれません。
みんな、めちゃくちゃ熱くて強くてかっこよく描かれるでしょうから。
早く、映画化してほしいです!。
でも、鬼滅の刃ブームが終わるのは寂しすぎるので、もう少し時間をかけてほしい気持ちもあります。
少しでも長く、鬼滅の刃を楽しみたい!
以上、ちまたでささやかれているランキングの検証でした。